デザイン校正

プリント型、もしくはデザインデータを作るためのデザイン原稿において、アウトラインを抽出してエッジを整えたり、タオル上での表現で不備となる部分を修正する作業、もしくはデザインそのものを1から構築することです。手数料はおよそ1,100円〜11,000円ほどです。Adobe Illustratorでの完全データ入稿の場合には不要です。また、非常に簡単なデザインや発注数量が多い場合にはサービスで対応しています。甲子園出場記念品のようにより髙みを持った手書きなど多くの時間もしくは労力の掛かるデザインの場合ポーズ数によって費用をいただくなど行っています。

デザイン校正料に含まれる内容

デザイン校正料には、画像や手書きの原稿からのアウトラインの抽出と、糸目を作成するための調整が含まれます。手書きの入稿やワード、エクセルの場合などは希望に添ってレイアウトしたりバランスを取ったり、綺麗にしたりする作業も含まれます。

あらかじめこの費用をいろんな単価に分散して見込んでおくというやり方もありますが、入稿される方によってデザインの状態(入稿データや内容)が様々なので、公平さを出すため、価格はその都度見積もりという形をとっています。これらの多くは作業に掛かりそうな時間を相対的に見て判断しています。不明な点はお気軽にお尋ねください。

アウトラインの抽出

アウトラインの抽出とは、いただいたデザイン原稿からベクターデータを作成することを言います。Adobe Illustrator以外の原稿入稿(Adobe Photoshop、MS Word、MS Exel、MS PowerPointやなどのソフトや手書きの原稿)からは、画像に添ってアウトラインを作る必要があります。

コンピューター上で写真などの画像を拡大してみると、小さな正方形の集まりで表現されていることがわかります。これをビットマップデータと言います。この型式のデータは解像度(デジタルカメラなどでいう画素数)の制限があり、プリント型で使うようななめらかな曲線を描くことは苦手です。

ベジェ曲線で描かれた図それに対してベクターデータ(ドローデータ)はコンピューター上で曲線を扱う方式で、始点、終点、方向点をもとに曲線(ベジェ曲線といいます)を描くため、解像度に依存せずになめらかな曲線を扱うことができます。プリント型を作るときにはこのベクターデータを使用します。またジャガード織りなど、よりデザインが曖昧になってしまう製品の場合、最初に作られるデータの美しさが製品への肝になります。

プリント型はシルクスクリーンの網目ですから、粗いデザインを焼き付けるとさらに粗くなります。またタオルは滲みやすい素材ですから、そこでさらに粗くなります。こうしたことを防ぐために、最初にベクターデータを使ってできるだけ綺麗なデザインに整えておきます。

滲みを想定した糸目の作成

タオルは基本的に滲みが起こる素材です。また多色を使用したプリントの際には、Tシャツなどのように1色毎に色を載せ乾燥する行程を繰り返すのではなく、一度にすべての色を載せて乾燥させます。この色を載せる段階で、多色の場合色が触れあうと滲みが発生します。

この滲みを避けるため、型の段階であらかじめ、滲みを想定して糸目(滲みを想定したライ ン)を作っておきます。この糸目を引く作業では、色をこの部分に流し込んで、この部分はこうして、と仕上がりを想定しながら細かい調整を行います。このときにアウトラインが必要になります。

デザイン校正料が不要または安価なケース

Adobe Illustratorによる完全データ入稿以外にも、こちらでの作業が不要な場合や、非常に軽微な作業で済むような場合には、デザイン校正料が不要(サービスで対応する)の場合もあります。また発注数量が多い場合にも同様です。そうしたケースについて説明します。

少々の滲みには目をつぶる場合

Photoshopの機能でパス取りをしてIllustratorに抽出した場合などは、上記にも書いたようにデザインの際(きわ)が、カタガタとなっているためそれが直接型に焼き付けされ、タオルデザイン上で大きな滲みの原因となります。

しかしタオル素材なのでそうなっても構わないという前提であれば、パス取りしてIllustratorのデータにして入稿される方もおられますし、その場合はそのまま費用なしで製作します。

単色デザインで高解像度ビットマップデータの場合

単色デザイン(1色プリントや1色ベタプリント)で高解像度の画像で入稿の場合、多色が触れあうことがなく、データをそのまま利用できますから、費用はいただいていません。

ワードアートで画像を使わずに仕上げた場合

ワードアートで画像を使わずすべてそこで仕上げると、アウトラインデータが抽出できることが多くあります。この場合は少しの修正で済むので、安価で調整したり、まったく費用がいらなかったりしています。

Illustrator以外のドローソフトで仕上げた場合

ベジェ曲線やアウトラインを扱えるソフトは Adobe Illustratorだけではありません。デザインの入稿についてで紹介しているInkscapeというフリーソフトもそうですし、他にもいくつかあります。代表的なものは次の通りです。

  • CorelDRAW(Windows環境のドローソフトの代表)
  • Inkscape(フリーソフト)
  • OpenOffice.org Draw(フリーソフト)
  • LibreOffice Drow(フリーソフト)
  • ジャストシステム 花子
  • Macromedia FreeHand(開発終了)

これらのソフトを使用し、PDF、EPS、Illustratorなどのファイル型式で書き出したアウトラインデータであれば、こちらの作業の手間が省け、費用が安くなることがあります。なおソフトの使い方や不具合などに関するサポートは行いません。