フェイスタオルの種類の違いを教えてください。

弊社の用意しているフェイスタオル(主に浴用サイズタオル約32~34×84㎝)はパイル地素材、シャーリング素材、表ガーゼ裏面パイル地、平地付きタオルに分かれています。素材にはそれぞれに得手、不得手があります。一般的にプリントのクオリティーをまず最初に求める場合、シャーリング素材を選んでいただくようにしています。

すべてを兼ねているのが理想ですが、何かを得ると何かが劣るのが一般的です。

 

素材特徴
パイル地タオルの本来の目的、吸水性を重視するならパイル地です。洗えば洗うほど風合いが立ちやすく、洗濯方法を間違わなければ吸水性が増します。拭いた時の満足感が高いのも特徴です。プリント素材として見ると、シャーリング地や表ガーゼ地と比較すると表現力が劣ります。
シャーリング地一度パイル地で織った素材の片面をカットした素材です。タオル表面の毛並みが揃うことから、プリント素材に向いています。全面ベタを行えるので表現の幅は広くなります。吸水性や家庭用としての使いやすさはパイル地に劣ります。
表ガーゼ地表面がガーゼ地で、裏地がパイル地になります。細かい網目の型が使えるので細かい表現も出来ます。デザインの鮮明さはシャーリング地とそれほど変わりません。洗えば風合いが増し、その風合いはパイル地やシャーリング地とまったく異なったどちらかと言うと日本独自の風合いになります。濃色のプリントを行い洗濯をしていくと毛羽載りが目立つのが難点です。

 

使用目的、予算、によって素材を選ぶことをお勧めしています。例えば以下のような案内になります。

  • 自治会で記念品タオルを作りたい。配られる対象が地域に暮らす一般家庭になるので、年齢を問わず使用しやすいパイル地をまず案内に含めます。
  • 全国大会への出場記念品タオルを作りたい。デザイン表現を重視した、また見た目の高級感もあるシャーリング地素材を案内しています。

まずは、用途を含めた問い合わせをいただけるとお勧めの素材で案内させていただきます。

パイル地のお勧め

230匁総パイル地枠内プリント
カラー地にプリント

シャーリングフェイスタオルを見る

顔料プリント全面ベタプリント
枠内プリント
染料プリント全面ベタプリント

この記事を書いた人

藤田昌己
藤田昌己
奥京都である福知山市でタオル製造を行っているタオル工場で育つ。タオル製造をはじめてから3代目にあたる。
小さなタオル工場ならではの製品づくりに、日々奮闘しています。運営に携わりつつ、現場での作業も行っています。
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