タオルの厚さ|薄さ 使いやすさとは?

タオルの厚さ、薄さに関して

タオルの厚さの感覚は、織り込み(打ち込み)とサイズに対しての毛・糸の量、糸の種類、タオルの乾燥加工によって変わってきます。一つのサイズに対して、打ち込みを多くすれば糸は詰まってしっかりとした厚手の生地になり、毛の量が増えればさらに厚手に感じます。糸も関係しています。細い糸を使えば薄く感じるし、太い糸や甘くよられた糸を使えば風合い良く感じます。乾燥加工も空気をより多く取り込むような加工にすれば風合いは増し、タオルを絞るような加工をすれば薄く感じます。この中で、糸の量が1番大きな要素なのは間違いないです。

薄いタオルは悪いのか?

このページで主に言いたいのは、薄いと感じるタオルは良くないタオルなのか?ということです。弊社の薄手タオルはしっかりとした打ち込みにすることによって、比較的長く持つように作っています。
タオルを作る際は使用の主な目的を考えると適切なタオルになります。
とにかく分厚かったら幸せだということもあれば、厚手になりすぎると絞りにくい、重い、乾きにくいなども生じてきます。プリント表現でデザインを表現する事を考えると、あまり分厚ければプリント液が生地に入り込みにくいというのもあれば、デザインが滲みやすくなるというデメリットもあります。
よく吸水性で、コップにタオルの切れ端をつけて何秒で沈むかというパフォーマンスがありますが、実際にはタオルを水に付けてそのまま使うというシーンは少ないです。仮にタオルをバケツの水につけることがあっても、水を絞って使います。水を絞る際、高齢になれば厚手は使いにくいと感じるはずです。
入浴後のシーンを考えると、タオルは表面を使って使うので、水分を拭うということに関してはタオルの厚さはあまり関係なく、拭いやすいか拭いにくいかという点に厚さとその人の好みが関係してきます。
タオルは同じ面積で考えると、厚手=織りこみが細かいという事になりやすいので、おのずと締まりのあるしっかりとした生地になります。弾力があるというか、手ごたえがというか、こういった感覚を望むなら厚手のタオルの方が満足感は高いです。

例えば自治会の記念品タオルを作る場合

例えば自治会の記念品のタオルを作る場合、私は230匁総パイルタオルで記念品を作ることをお勧めしています。このタオルは家庭用としては非常に使いやすいし、年代を問わず手に、肌にしっくりときやすい素材になります。敬老の日の記念タオルならもちろん、お年寄りでも絞りやすい、掴みやすいというのがあります。もちろん吸水性は十分にあります。

考えたポイントは以下の点です。

  • 使われる年代はどうだろう。年代を問わず使いやすいか。
  • 適度な価格帯
  • 記念品としての見た目

お問合せお待ちいたします。

この記事を書いた人

藤田昌己
藤田昌己
奥京都である福知山市でタオル製造を行っているタオル工場で育つ。タオル製造をはじめてから3代目にあたる。
小さなタオル工場ならではの製品づくりに、日々奮闘しています。運営に携わりつつ、現場での作業も行っています。
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