素材や仕様の表記が変更されている。素材仕様の順次更新について

弊社の基本ベースのタオル素材(主にシャーリング加工素材)は、2021年を境に順次リニューアルされています。
2008年からWEBサイトを通じてオリジナルを請け負う製造を行ってきましたが、昨今、当初から弊社が製造していた規格、製造方法では、お客様の声に応え続けることは難しいと思うようになってきました。タオル製造には多くの細かい工程があり、その一つ一つが時代と共に変化していっています。今後を考えた場合、新しい製造方法も取り入れていかないと維持することも叶わなくなるため、思い切った切り替えを行っています。もちろん良くなる方向を狙っての更新となります。
現在追加されていないベース素材も、様々なテストの末、順次追加される予定です。

風合いを重視する

かつてタオルは目方(重さ)中心に取引されている部分もあり、その商いを中心とした考えで素材作りをしていました。糸も高ければより高いという考え方です。しかし時代の流と共に、織り方、製品の晒し方(漂白して乾燥をする工程)も変わってきています。これらの多くは設備の更新による部分もあります。また当然綿糸の2021年からの急激な高騰に備えて、お客様に極力変わらぬ価値と価格で製品を提供したいという思いもあります。
例えば、かつて300匁織りシャーリングフェイスタオル(仕上がり約250匁)という製品がありますが、これは260匁織りシャーリングフェイスタオル(仕上がり約240匁)という製品に変わっています。重さの意味では新しい製品は軽くなっていますが、風合いやボリュームは増しています。シャーリング加工の目減り率も見ていただけても変わっているのが見て取れます。

リニューアルの製品

シャーリング加工を施した製品全般
(マフラータオルは従来品在庫が十分にあるため、順次規格変更となります)

変更した主なポイント

  • 乾燥工程の見直しによるタオルの風合い、ボリューム感のリニューアル
  • スタンダード製品と高級志向の製品の差別化
  • 染料加工と顔料加工の双方に対応出来る製品への改良

今後とも三和タオル製品をよろしくお願い致します。

この記事を書いた人

藤田昌己
藤田昌己
奥京都である福知山市でタオル製造を行っているタオル工場で育つ。タオル製造をはじめてから3代目にあたる。
小さなタオル工場ならではの製品づくりに、日々奮闘しています。運営に携わりつつ、現場での作業も行っています。
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