匁織りとは何ですか? 仕上がり目方とは?

匁織りは、シャーリングなどの加工と並べて表記します。シャーリング320匁織りとする場合、320匁で織ったタオルにシャーリングの加工を行う事を意味します。シャーリング加工は片面のパイルをカットする加工であるため、シャーリングタオルはこの時点で、織り目方の約80%くらいになります。

仕上がり目方とは、シャーリング加工を行った後の想定目方の事を差します。

このサイトでは、匁織り目方だけでなく、仕上がり想定目方も併記しています。一口にシャーリング加工といっても、深く刈ったり、浅く刈ったり、二度刈りしたりなど、綿の撚り状態によっても目方は変わるためです。なお実際の仕上がり目方は、表記されている想定の仕上がり目方より少々多くなっているのが通常です。

一概に目方・重さ(匁)=タオルの品質ではありません。匁とはあくまで重さの単位のみを示します。タオルは織りの具合、糸の品質(単糸、撚り糸)、晒しの具合、縫製、もちろん使用感など、総合的に判断されます。

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藤田昌己
藤田昌己
奥京都である福知山市でタオル製造を行っているタオル工場で育つ。タオル製造をはじめてから3代目にあたる。
小さなタオル工場ならではの製品づくりに、日々奮闘しています。運営に携わりつつ、現場での作業も行っています。
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