タンブラー乾燥について

ドラム式洗濯機での注意事項

タンブラー乾燥は避けてください。まれにタオルはタンブラー乾燥してもよいという記述を見かけますし、人目に触れない日常使いのタオルで少々の縮みや皺も気にならないものであればよいかもしれませんが、人目に触れることが目的の一つでもあるオリジナルタオルでは、タンブラー乾燥はおすすめしません。

タンブラー乾燥とは

タンブラー乾燥とは、熱や風を起こし、叩きなどの動作によってスピーディーに乾燥を行う方法です。現在ではタンブラー乾燥は特別なものではなく、家庭用の横ドラム式洗濯乾燥機で洗濯から乾燥まで行うとタンブラー乾燥をしていることになります。

衣服などの場合にはタンブラー乾燥で縮みやすいのはよく知られていますが、タオルも同じ繊維製品ですから、衣服と同じように縮みが発生します。それに加えて、しわの発生、毛羽起こりなども可能性として考えられます。

タオル製造と縮みについて

タオルの製造現場では、仕上げ工程の一つとしてタンブラー乾燥が行われることがあります。風合いを良くし、ふっくらと柔らかくしたい場合に行われる加工です。タンブラー乾燥をしたものと織られた原反(何も加工を施していない反物)とを比べると、タンブラー乾燥したものはびっくりするほど縮んでいます。

したがって製造現場では、仕上げ加工でタンブラー乾燥を施すタオルは、織る段階からその縮みを見越して織っています。

実際の縮みの例

家庭用洗濯乾燥機の複数の機種を使って洗濯乾燥をかけると、およそ次の写真のような大きな縮みが確認できました。使用上の問題はありませんが、縮みと皺が発生します。

タンブラー乾燥をする前とその後

考察するに、織りが細かいタオル生地ほど、縮みによりいろんな現象が生じるのではないかと考えます。なおタオルの場合、織り込みの多い少ないは方法であり、良い悪いの基準ではありません。

トラブルの例

タンブラー乾燥を行われたお客さまからの報告で、タオルの縁が巻き貝のように丸まっていくという報告を受けたことがあります。そこで3台のドラム式洗濯乾燥機を使って弊社定番のタオルをタンブラー乾燥する実験をしました。

この結果、縮みなどの現象は確認できたものの、縁が巻き貝のように丸まる現象は再現できませんでした。なので原因の詳細については想像するしかありませんが、次のようなことが起きたものと推察しています。

タオルの縁は主に三つに畳みながら縫製しますが、畳みながら縫製するため張力が発生します。その張力がタンブラー乾燥の環境の中でどこか強くなり、それほど織り込んでいないタオルの場合、巻き貝のような現象が起きたものかと思われます。