DICおよびPANTONEの色の再現について

DICチップやPANTONEはいわゆるプロフェッショナルなチップとなり、これによる色指示の場合、ある程度色に関する専門的な知識、あるいは少なくともチップ扱いや解釈に関しては知っておられると判断します。よって、あまり扱ったことの無い方は、下記の事を参照していただき、その旨を伝えていた だいた方が、認識の大きな違いを解消しやすいです。

DICのチップナンバー

チップナンバーは主に市販されている紙媒体の事を差し、色の打ち合わせ、目安として行き違いを少なくするため使います。今はインターネットでデータが細かくやりとりできますが、電話のみの時代の場合、チップは大きな意味を持ちました。

チップはDIC場合、版によって更新されており、この版毎に微妙に違う色もあります。また語尾にpが付くとプロセスカラーになりこれも同じナンバーでも微妙に異なります。

弊社が主に確認出来るチップ、DIC18版、DICパート2の3版、日本の伝統色7版、フランスの伝統色5版となります。

PANTONEのチップナンバー

PANTONEの場合は語尾にcやuなど様々な種類があり、これも同じナンバーでも見た目の色は異なります。c の場合「私はコート紙上でこの色を見ていますよ」というサインになり、こちらもそれを見ると大体把握できるわけです。

u の場合はアンコート、光沢の無い紙で見ましたいうことになります。何が言いたいかと言うと、これらはあくまで紙の上で見た色で有り、同じ紙といっても様々な種類があり、同じ色ナンバーでも見た目の色合いは大きく異なるのです。

弊社が確認出来るチップはsolid coated, solid uncoated , solid matteとなります。

あくまでも目安として

DICやPANTONEは何に使うかというと、色の打ち合わせ、すり合わせに使うもので、同じ色がタオル上で再現出来ます(もしくは出来なきゃ嫌だ)という解釈とは違うものです。