色の打ち合わせについて

思い描く色と仕上がりの色をできるだけ合わせるために打ち合わせをする。タオルという素材による発色の制限や、顔料プリントの性質上の制限があるため、再現出来ない色もある。それをすりあわせて、できるだけイメージに近付けるのが打ち合わせ。

色の打ち合わせの方法

できるだけスムーズに打ち合わせを進めるため、弊社では以下のような方法で色の打ち合わせを進めています。

画像や写真の色を参照する

ユニフォームの写真や旗などの写真、パソコンで製作された画像などを見せていただく場合が多いです。ただしパソコンなどの画面で見る色は、お互いの機器の環境によって異なってくることには注意が必要です。

そこで念のため、言葉で書かれた色とその画像の印象から、こちらから数種色チップをピックアップして送付して確認いただくようにしています。ここで示す色チップとは、タオル上に実際に載った色チップになります(以下色チップは同じ仕様)。

DIC、PANTONEを参照する

DICチップ(大日本インキ化学が出す色見本)やPANTONE(アメリカの企業が出す色見本帳)の番号で指示をいただくと、それを参考に色作りします。DICチップ、PANTONEチップはそれぞれ弊社で所持しております。

濃度や色の具合によっては再現しにくい、まったくできない色がありますが、それは指示いただいた時、分かる範囲ではお答え出来たりします。また色は出ていても、タオル表面の仕様、具合によっては違った印象を受ける場合もあります。

厳密には素材上チップとまったく同じ色が出るわけではないので、近似色、もしくは近い色の色チップ(タオル上の参考色)を数種送付して確認を取るようにしています。

色の参考になる送付物を参照する

色の参考にして欲しいと何かしらのチップや物を送っていただく場合もあります。まずそれを拝見した後、こちらからピックアップした色チップ(タオル上の参考色)を送付して確認をしていただく流れとなります。

まったく違う色素材が使われている場合など、そこまで色が出ない場合もあるのですが、十分参考になりますし、大きくは外れないよう努めています。タオルによっては素材に光沢があるので、ちょっと白っぽく見える場合もありますが、これは防ぎようがないのでご了承ください。

色の確認・決定

現在はどんな場合でも、色の希望を拝見して、候補の色をこちらから送るようにしています。タオル生地の上に実際に色が載ったチップ形式のもの(数センチ四方)を、当社から送る形になります。より近い色イメージで、短期間に打ち合わせを行うことができます。

色チップ(実例)を郵送

色チップはタオルにプリントされた実例から切り取ったチップです。ちょっとアナログですが、希望色をお聞きして事例の中から色チップをクロネコメール便(速達)にて郵送いたします。この費用は無料にて対応させていただきます。

具体的で何より色レシピがあります。より想像しやすくなるのではないかと、現在では主にこれで確認していただく場合が多くなっています。欠点は、製作したことのない色指定の場合、または事例が当社に残ってなければ、色チップもないということです。

色チップはできるだけ2種以上付けるよう努めています。色チップがない場合、インクジェットで出力されたもので対応となります。完全再現が難しいものも出てきますが、少なくとも大きく外れることは少なくなります。

DICカラーガイド

DICカラーガイドとは、大日本インキ化学株式会社が出版する色見本帳のことです。弊社では現在DICカラーガイドのPART1、18版(13版も有)、PART2、3版を主に使用しています(古すぎるDIC版は色が異なる為、対応出来かねます)。また、「日本の伝統色 第7版」「Process Color Note」にも対応しています。

  • 目安にはなりますが、チップと同じにはなりません。
  • 使用している色の原材料の関係で、出ない色もあります。
  • 色チップ(実例)郵送を併用しています。

イラストレーターのスウォッチのDICカラーとは色の濃度や見た目が異なる場合は多々あります。PC環境依存が高い為イラストレータースウォッチのみでの指定には対応しておりません。

PANTONE(パントン)カラーガイド

アメリカの企業が出す、色見本帳。グラフィックデザイン、印刷、テキスタイルの業界で使われる見本帳です。ただし、デザインの幅が広がることはあるかと思います。「solid coated uncoated matte」にて確認出来ます。

  • 目安にはなりますが、チップと同じにはなりません。
  • 使用している色の原材料の関係で、出ない色もあります。
  • 色チップ(実例)郵送を併用しています。
  • 色見本が豊富で難しい色も多く、薄色など再現出来にくいものもあります。

カラーチャート1368

カラーチャートとは、色の表のことで、紙印刷の指定でCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の数値で表された物が多いです。実際はカラーチャート表によって色が微妙に異なるのですが、弊社は、視覚デザイン研究所「配色基礎講座 カラーチャート1368」定価(2500円+税)にも対応したいと考えています。

  • 目安にはなりますが、チップと同じにはなりません。
  • 細かな数値指定は対応出来ていません。
  • 色チップ(実例)郵送を併用しています。

色確認が不安な方は、お近くの書店か、amazonネットショップなどで探してみてください。

お客様で出力したものを郵送していただく方法

ここまでの色合わせ方法とは逆に、出力されたものに出来る限り合わせる事も出来ます。その場合、薄暗い紙、照かりのある紙、写真用紙などは使用しないでください。また、色ごとに四角いチップ的な物も同時に出力してください。送っていただいた参考用紙は色合わせの時に汚れる為、返却はしておりません。

「思い」や「感覚」の難しさ

「思い」「感覚」に関する色再現は難しいです。人の色の感覚は育ってきた環境にも影響されます。これは、同じ顔を持った人が2人といないのと同じくらい様々です。人が社会で生きていくのと同じくらい、ある程度許容を持って捉えていただければ幸いです。

一般的な~色

この「一般的な~色でいいですよ。」という希望が一番困ったりします。普段いろんな色指定に囲まれ、色の中で生活している私たちの感覚からすれば、一般的な~色というのが無くなってしまうのが現実です。

色は無限です。一般的な、という指定の場合はお任せだと判断させてください。もしあなたの一般的な色とはずれた物が届いてしまった場合にはご容赦願いますようお願い申し上げます。

例えば「よくある紺」

紺と言う色は、日本人に馴染みの深い色です。これは藍の色の感覚が生活の中に残っているからですが、それゆえ色の中で一番幅が深く、難しい色となります。

単純に挙げるだけでも、紫っぽい【茄子紺】、冴えた青紫といった【紺青】、華やかで明るい【花紺】、黒っぽい【濃紺】と微妙な塩梅によって異なります。「よくある紺でいいですよ」と言う場合もお任せだと判断させてください。DICで言うと433番辺りで設定させていただいております。