タオルデザインの基本

タオルデザインの基本

タオルのデザインでは、精緻なデザインよりも、大胆でハッキリとしたデザインが望まれます。そのほうがよく目立って人目をひきますし、また、タオル素材へのプリントは紙へのプリントとは異なり、細い線や小さな文字などの細かい柄の表現は困難だからです。

タオル素材の基本

タオル上で表現できるデザインには一定の制限があります。表現できるデザインは多くの場合、比較的大雑把なものになります。ベタプリント及び多色のプリントになればなるほど、その傾向が強くなっていきます。これは、以下に示すようなタオルという素材の特性によるものです。

  • 吸水することを前提として作られている
  • 経糸(たていと)横糸で構成された織り製品である
  • 四方が縫製されている

とはいえ、難しいことであってもそれを可能にすべく模索していますし、そうした様々なノウハウの蓄積もあります。一見すると難しそうなデザインでも、製作方法の工夫によって実現可能になることも多くあります。一度デザインを見せていただければアドバイスしますので、問い合わせフォームに添付して問い合わせください。

ベース色

白色の生地をベースに、その上に別の色を載せることでデザインを表現します。タオルの場合、生地色の上に載せる色は生地色の影響を受けるため、白色の生地に絞って製作しています。白色プリントは行いません。白抜き柄を表現する場合、白の生地色を使います。

柄や文字の大きさ

柄の大きさ、文字の大きさは、できるだけ大きく明確なほうが、より良好な結果が得られます。仕上がりの良さは、柄の形、色、色合わせ、素材など多くの要素に左右されますが、大きく明確なデザインほど問題が発生しにくくなります。

例えば、データを30%くらいに縮小して家庭用インクジェットプリンターで印刷してみて、線・柄・文字など、印刷結果のあやしい部分は要注意です。スポーツタオル、バスタオルをお考えの際は素材の性質上それより過度に考える必要があります。

タオルまたは手拭いは吸水させるための素材で、その素材に色を付けます。データを紙にプリントする場合のような安定した再現性はありません。紙への印刷と違って、柄の形や大きさが微妙に異なることがありえます。

綿素材そのものをみても、吸水性にバラツキがあるので、一定の圧力で染め液を入れても、同ロット内で線の太さが微妙に異なる物 は出来てしまいます。また、織り物素材としてみても縦糸横糸で構成された織物であり、不規則な形をとれるものなので、それに対して同じ型を使っても、まったく同じ形状のままでいられるものではありません。

線の太さ

どこまで細い線が出せるかは、様々な条件によって変化します。ベタの隣合わせか、抜きの線なのか、使う生地や色はどれか、といった条件です。これらのことを加味して、問題が出そうなら職人が調整する作業をしてから型を作ります。

一般的にデザイン時には、2mm以下の線には気を付けたほうがよいでしょう。このあたりは原稿を見てこちらで判断またはアドバイスしますので、まずは原稿を添付してお問い合わせください。

フォントの選び方

文字、フォントの選び方としては、明朝書体系統のように線の太さの強弱が激しい書体は紙の印刷やPC画面上ではメリハリがあって綺麗ですが、タオル素材の場合には崩れやすくなります。使い方によっては問題ないですが、あらかじめ避けてデザインしたほうが無難です。

デザイン表現の制限

デザイン表現にはいくつかの制限があります。主だった重要な事としては・プリント範囲によるもの(デザイン範囲)・5色までの対応・グラデーションやフルカラーデザインは出来ない、がそれらにあたります。これらは素材や製作方法に対して総合的に良い方法を模索した結果でもあります。